魚食の悩みQ&A

住本 幸三(すみもと こうぞう)
難しいことはありません。素材を見つめてあげてください。 PHOTO
魚の食べ方が分かりません。いつ、どんな魚を、どのような方法で食べればいいのですか?
難しいことはありません。素材を見つめてあげてください。

テレビや雑誌、インターネットなど、様々な情報が飛び交っています。「○○を食べれば○○が良くなる」など、メディアがブームをつくってはすぐに廃れるという繰り返しで、皆さん困惑しているのではないでしょうか。
ポイントは「素材は嘘をつかない」ということ。素材が持つ栄養価、旬などと向き合うことで答えが見えてきます。どんな魚を選んで、どのように調理すればよいか迷ったら、お伊勢マルシェにおまかせください。一人ひとりにあった献立や調理方法、調理機器、素材の提供を行なっています。
旬の食材、メニューの提案など、魚食の医力を確実に体に取り入れるためのノウハウの提供も、お伊勢マルシェサービスのひとつ。ぜひお気軽にお問合せください。

魚食との距離を近づけるレシピや献立があります。 PHOTO
母親と息子が魚ぎらいで困ってます。
魚食との距離を近づけるレシピや献立があります。

日々忙しい方、魚の栄養の摂取が不足している方、魚ぎらいなお子様などにおすすめしているお伊勢マルシェの弁当はいかがでしょうか?DHA・EPA、カルシウム、ビタミンなどが豊富に詰まった夢のようなレシピで、魚食離れした方にぜひ取り入れていただきたい一品です。
上の写真は、お伊勢マルシェが開発した、カツオのブロックをふんわり揚げたカツオのから揚げ、シイラとイカの下足でつくった魚食ソーセージなど、魚食の医力と多彩なアイデアが詰まったお子様向けのお弁当です。魚ぎらいの人に不足しがちな魚食を、食べやすいかたちでサポートいたします。
また小骨などを取り除き、おいしさとともに食べやすさも追求した、究極の魚食の医力弁当ですので、高齢者介護施設などに給食事業を受託されている方にも自信を持っておすすめします。

冷凍魚=粗悪品は過去のもの。時代は進化し、冷凍魚=高品質を保つ素材に。 PHOTO1
生の魚なら新鮮なんですよね?冷凍の魚とのちがいは?解凍のしかたもわかりません。
冷凍魚=粗悪品は過去のもの。時代は進化し、冷凍魚=高品質を保つ素材に。

魚は牛肉などと異なり、筋肉に含まれるたんぱく質が酵素や細菌などにより速く分解されるため、鮮度の低下が進みやすい特徴があります。例えばマグロの身が赤いのは、ミオグロビンという色素があるため。酸化が進むと、色素がメトミオグロビン化し褐色になっていきます。
マグロは漁獲されると、船上で尾やえら、内臓をとり、血抜きした上ですぐに漁船内の冷凍庫で急速冷凍され、マイナス60℃に管理して運ばれます。陸揚げ後も、マイナス40~60℃の超低温冷凍庫で保管。その後、冷凍のまま部位ごとに細分化され、必要とされるところへ運ばれます。
冷凍魚が出始めた頃は、冷凍技術が確立されておらず、解凍したときにたくさんの汁(ドリップ)が出ることも少なくありませんでした。そのため、冷凍魚=粗悪品というイメージがついたのかもしれません。ところが現代の進んだ冷凍技術では、漁獲直後の活きの良さをそのまま閉じ込め、たんぱく質やミネラル、ビタミンといった栄養分も流出することなく、高い品質を保ちます。また天然の魚には寄生虫がいる可能性もあり、食中毒などの原因に。冷凍することで寄生虫は死滅するため安心です。
このように新鮮さがそのままパックされている冷凍魚は、正しく解凍することでよりおいしくいただけます。温塩水を用意し、ブロックなら5分間、サクなら1分間ひたして下さい。その後きれいなフキンで水けをふきとり、さらにふきとったフキンをすすぎ、固く絞ってまぐろを包み、冷蔵庫の下段で解凍しましょう。

冷凍魚=粗悪品は過去のもの。時代は進化し、冷凍魚=高品質を保つ素材に。 PHOTO2

お伊勢マルシェが取り扱う魚は、上記冷凍技術はもちろん、すべてトレーサビリティが機能し、常に鮮度を保った素材として提供されています。わからないことがあればお気軽にお問合せください。

魚食の医力で海と人を繋ぎ、いのちを紡ぐお伊勢マルシェ